子育てコラム
2025年1月
こどもの病気と家庭でのケア
風邪などにかかったときは適切なケアをして重症化を防ぎましょう。
熱があるとき
熱が上がりはじめているとき(悪寒があるとき)は体をあたためます。熱が上がり切り顔が赤くなったら薄着にして熱を発散させ、嫌がらなければ脇の下や足のつけ根などを冷やすとよいです。また、脱水にならないようにこまめに水分をあげましょう。
下痢をしたとき
吐いていなければ脱水予防のために、こまめに水分を与えましょう。頻回な下痢の場合は水分だけではなく塩分も失われるため、水分・塩分補給のために経口補水液等を与えましょう。
嘔吐をしたとき
本人の楽な姿勢で休ませましょう。嘔吐物が詰まらないように、寝かせる時は顔や身体を横向きにしましょう。 嘔吐がひどいときは水分補給が必要ですが、一度にたくさん飲ませるとまた吐いてしまいます。嘔吐後1~2時間は様子をみて、吐き気がおさまったら少しずつ(スプーン1杯ずつ5~10分おき程度)水分をあげてみてください。
※水分がとれず、ぐったりしている場合は、受診が必要ですので医療機関に受診しましょう。
今月のおすすめ本
『ゆきがやんだら』
酒井 駒子/作
学研 2005年
朝起きたら、ママに「まだねてていいよ。」と言われた“ぼく”。不思議に思って窓を見ると、白い雪がしんしんと降っていた。雪がたくさん降ったから、園はお休み。ママも買い物に行くのをやめて、“ぼく”と一緒におうちにいることに。でも夜になったら、雪がやんでいて…?
雪の降るわくわく感と冬の静かさや寂しさが、言葉と独特な絵で表現されています。言葉のないページに詰まっている雪の世界も、北陸ではよく見る風景だと思います。ぜひ暖かいおうちで、ゆったりと読んでみてください。