子育てコラム
2024年1月
乳幼児のスキンケアについて
乳幼児期の皮膚は大人の2分の1程度の厚さしかなく、バリア機能が未熟です。また、汗っかきなので皮膚はしっとりとしているように思われがちですが、皮脂の分泌量も保湿成分も少なく乾燥しやすいのが特徴です。冬は空気が乾き、お肌も乾燥しやすいためスキンケアで、皮膚のバリア機能を守りましょう。
~こすらず優しく洗いましょう~
- 首や腕、足はしわの奥までしっかりと、頭や顔も、洗浄剤をたっぷり泡立てて、手指を使ってこすらずに優しくなでるように洗います。汗をかきやすい髪の生え際もしっかりと洗います。
- すすぎは、洗浄剤が残らないようにていねいに、水圧の弱いシャワーで、耳に水が入らないよう注意しながら、しっかりと流しましょう。
- 大人と一緒に湯船につかるときは、熱いお湯や長風呂は避けます。
- お風呂上りはタオルで優しく抑えるようにして水分を拭き取りましょう。
~洗ったあとは保湿~
全身保湿ケアで肌を守りましょう。入浴後はなるべく早く保湿剤で、保湿ケアをしましょう。カサカサが気になる部分は、意識してたっぷりと塗ります。
~日頃のケアも大切に~
朝起きた時や食後の口の周り・おむつ交換時のお尻を洗ったり拭いたりした後も部分的な保湿をおすすめします。
今月のおすすめ本
『ぽっかぽか だいすき おさるさん』
写真・文/福田幸広
ポプラ社 2002年
表紙に写っているのは、ニホンザルの子どもたち。
温泉に入って、ぽっかぽか!とっても気持ちよさそうです。
ふゆのさむい日、おさるさんもわたしたちと同じように、おふろにいっぱいはいります。
毛づくろいをしたり、おふろであそんだり、おひさまが出てきたらひなたぼっこも。おさるさんは、ぽっかぽかがだいすき!
冬毛でふわふわのおさるさんたちが冬を過ごす様子を、たくさんの写真で見せてくれる本です。
温泉でくつろいでお顔がまっかになっていたり、雪をかぶりながらも家族でもこもことくっついているのを見ていると、暖かさが伝わって幸せな気持ちになりますよ。
寒い冬、おさるさんのように親子でふれあいながら、ページをめくって「ぽっかぽか」を楽しんでください。