子育てコラム
2023年6月
離乳食について
食事には、栄養補給・健康な体を作る・心を豊かにするなどの役割があります。そのスタートとなる離乳食は、将来の食生活の基礎を作る大切なものです。なかなかうまく進まないこともありますが、赤ちゃんのペースに合わせてサポートしながら見守りましょう。
赤ちゃんは離乳食を通して「飲み込む」「つぶす」「かじりとる」などの機能を学び発達させていきます。食品を与えた時の、唇や舌の動きをみながら調理形態を工夫してみましょう。与える食べ物の固さは、「飲み込む」はヨーグルト、「舌でつぶす」は絹豆腐、「歯ぐきでつぶす」はバナナ、「歯ぐきでかむ」は肉団子が目安です。 野菜をゆでた汁や昆布だしを食卓に用意しておくと、食材を丁度よいかたさにのばして食べやすくできます。
赤ちゃんの味覚を育てるために、1歳を過ぎても味つけは大人の1/3程度の薄味にして、素材の味を生かしましょう。
初めて食べる食品に対し、赤ちゃんはどのような表情を見せてくれるでしょうか?食事の楽しさを親子で感じられるといいですね。
今月のおすすめ本
『みーせーて』
スギヤマカナヨ/著
アリス館 2010年
「いいもの みーつけた!」チリチリン チリチリン
「なに はいってるの?みーせーて」
手の中に入っていたのは小さくて丸い形のきれいな音を出すアレ!
お子さんの、手の中のものを一生懸命に考えている顔や中身が分かった時の顔が楽しみになる絵本です。
手をページいっぱいに大きく捉え、はっきりした色使いで描かれたイラストからは、手の細かい動きや表情も伝わってきます。
絵本で遊んだ後は、実際にいろいろなものを手の中に隠して親子で一緒に遊んでみましょう。