子育てコラム

2023年2月

毎日の食事を楽しみましょう！

乳幼児期では、生活の様々な場面で子どもたちの成長する姿が見られます。食事の時間もその1つです。
子どもたちにとって食事の時間は、新しい食べ物に挑戦し初めての味に出会うとても貴重な時間です。
次の点を心がけ、お子さんと一緒に毎日の食事を楽しみましょう。

いろいろな食品を

離乳食や幼児食は、発育・発達に合わせた食事(食品の種類、かたさや量等)が大切です。旬の野菜やお魚は美味しく栄養も豊富です。苦味や酸味は苦手な傾向がありますが、繰り返し食べていくことで慣れていきます。

食事に集中できる環境を

気が散るものが近くにあると食事に集中できません。おもちゃを片づけ、テレビを消すと良いでしょう。

楽しい時間を

食事の雰囲気は、食欲につながります。家族一緒に会話を楽しみながら食べる食事はおいしさも倍増です！

規則正しい生活リズムを

食事や間食の時間と生活リズムは関係があります。早寝早起きを心がけ、朝ごはんを食べて一日を元気にスタートしましょう。

 

今月のおすすめ本

『かあさんねずみのおくりもの』

谷真介／ぶん
赤坂三好／え
小峰書店

雪の野原に赤い毛糸の手袋が一つ落ちていました。５匹の子ねずみきょうだいがそれを見つけて家に持って帰ります。遊んでいるうちに取り合いのけんかが始まると、編み物をしていたかあさんねずみが大きなはさみでじょきじょきと手袋の指を切ってしまいます。さて、かあさんねずみは手袋をどうするのでしょうか？

子ねずみたちはきょうだい仲良く遊んでいたかと思うと、次の瞬間にはもうけんかです。かあさんねずみが楽しい遊び方を教えたり、こわい顔でてぶくろを取り上げたりする姿に共感する方も多いのではないでしょうか。最後にかあさんが手袋からすてきなものを作ってくれる展開に満足感が得られます。

雪で一面真っ白な風景の中に赤い手袋のコントラストが美しく、暖かいお部屋で読んであげるのにぴったりの絵本です。