子育てコラム
2024年6月
離乳食について
食事には、栄養補給・健康な体を作る・心を豊かにするなどの役割があります。そのスタートとなる離乳食は、将来の食生活の基礎を作る大切なものです。なかなかうまく進まないこともありますが、赤ちゃんのペースに合わせてサポートしながら見守りましょう。
赤ちゃんは離乳食を通して「飲み込む」「つぶす」「かじりとる」などの機能を学び発達させていきます。離乳食を口に入れた時の、唇や舌の動きを見ながら調理形態を工夫してみましょう。食べ物の固さは、「飲み込む」はヨーグルト、「舌でつぶす」は絹豆腐、「歯ぐきでつぶす」はバナナ、「歯ぐきでかむ」は肉団子が目安です。
野菜のゆで汁や昆布だしを食卓に用意しておくと、食材を丁度よいかたさにのばして食べやすくできます。
赤ちゃんの味覚を育てるために、1歳を過ぎても味つけは大人の1/3程度の薄味にして、素材の味やだしの旨味を生かしましょう。
初めて食べる食品に対し、赤ちゃんはどのような表情を見せてくれるでしょうか?食事の楽しさを親子で感じられるといいですね。
今月のおすすめ本
『ぴっちゃん ぽっちゃん』
accototo/さく・え
大日本図書 2008年
こねこのプチュは、雨の音にさそわれてお散歩へ。
ぴっちゃんぽっちゃん、落ちてくる雨つぶをながめたり、みずたまりに顔を映したり、プチュと一緒に気ままなお散歩にでかけましょう。お散歩の途中で、葉っぱの裏で雨宿りするちょうちょや、カエルにかたつむりなどたくさんのお友達に出会います。さあ!けろけろ、ちゅんちゅん、にゃーにゃーにゃー、みんなでお歌を歌ったら...。
優しい色だけどはっきりとシンプルな絵と詩のようなリズミカルな文で、ゆううつな雨の日にも笑顔になれる1冊です。