子育てコラム

2024年2月

幼児期の食べ方について

離乳食が順調に進むと、次は幼児食ですね。年齢ごとの食べ方を意識して見てみましょう。

1 歳～1 歳半ころ

手でつかんだものを口に運ぶ動作ができるようになります。スプーンやフォークは、まだ上手に使えませんが、興味を示したら一緒に手を添えて練習してみましょう。野菜をスティック状や輪切りにして出すことで、形があるものを前歯でかじり取る練習になります。パンや果物でもいいですね。

1 歳半～2 歳ころ

手や指の機能が発達し、スプーンですくったり、フォークで刺したりする動作が上達し、大人のサポートなしでも自分で食べられるようになってきます。食べ物の好き嫌いも出る時期なので、ゆったりとした気持ちで食事介助できるといいですね。

3 歳～5 歳ころ

運動機能が発達し、指先で複雑な動きができるようになってきます。手指の発達は、上手に箸を持てる動作につながります。普段の生活に手指を使う動作を積極的に取り入れてみましょう。ボタン付けや洗濯ばさみをつなげる等、普段の生活の中にあるものでも十分です。

今月のおすすめ本

『ボボンバ　ボンボン』

高畠　純／作・装丁
光村教育図書　2023年

かばはなにもしません　うごきません。
３つかぞえたら　うごきます　１、２、３……
ボボンバ　ボンボン　ボボンバ　ボンボン

本をめくればオノマトペ（擬音語）にのってページいっぱいに動物たちが踊ってくれます。なにもしない、うごかない……けれど３つ数えるとユーモラスに踊りだす動物たち。そんな動物たちの姿や表情を見ながら一緒に踊ってみれば、きっと身も心もほぐれるはず。踊っている背景もはっきりとした明るい色で楽しさがより一層伝わってきますね。

ぜひ親子で３つ数えて一緒にページをめくり、踊ってみてください。

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