子育てコラム
2021年8月
お子さんの発達について気になることはありませんか
幼児相談室『うさぎのお部屋』では、“ことばが増えない・落ち着きがない・コミュニケーションが取りづらい・友達と一緒に遊べない”など、発育や発達に心配と思われる、概ね1歳から就学前までのお子さんを対象に、親子の遊びを通して、子どもとのかかわり方や育児全般についての相談に応じたり支援を行ったりしながら、子育ての応援をしています。
- 保育士が「親子遊び」を通して、お子さんに合ったかかわり方を一緒に考えます。また家庭での育児に耳を傾け、気になることを整理し、お子さんの理解を深めます。
- 専門指導員(医師・臨床心理士・理学/作業療法士・言語聴覚士など)による個別相談を受けることができます。
- 親同士の情報交換やネットワーク作りとして、テーマを決めての育児懇談会を開催しています。
【通室までの流れ】
- お電話 保護者から幼児相談室に電話・面接日の予約をします。
- 面接 親子で来ていただき、詳しくお話を聞かせてもらいます。
一人で悩まないで、身近な相談機関を利用してみてはいかがでしょうか。
まずはお電話でご相談ください。
うさぎのお部屋は親子の時間を大切にしています。
きょうだいの来室はお控えください。
富樫幼児相談室(教育プラザ富樫内)
TEL 076- 243-6415
此花幼児相談室(教育プラザ此花内)
TEL 076-224-5250
駅西幼児相談室(駅西福祉健康センター内)
TEL 076-234-5117
今月のおすすめ本
『トマトさん』
田中 清代/さく
福音館書店 2012年
ある暑い夏の日。川に飛び込んで気持ちよさそうなミニトマトたちを見て、トマトさんの目からなみだがポロリ。大きく熟れたトマトさんは体が重たくて、川まで転がることができないのです。そこで、みんなでトマトさんを転がしてあげようと、むしたちやとかげたちが力を合わせて、「えい、えい、えーい!」。すると、トマトさんがごろんごろんと転がり出して……。
紙いっぱいに描かれた迫力あるトマトさんの色、生命力あふれる茎や草の色、じりじりと焦げそうな地面の色……。鮮やかで力強い色使いが、夏の熱気を感じさせる絵本です。
リズムのいい本文は、読んでいて心地よく、さらに音の表現がとても豊かなので、焼ける太陽やトマトさんが転がる様子、川に落っこちる瞬間などが、生き生きと伝わってきます。
自分が子供だった頃の夏のまぶしい記憶を思い返しながら、読み聞かせをしてあげるのはいかがでしょうか?