子育てコラム
2020年5月
離乳食について
赤ちゃんは生後5~6か月頃になると母乳やミルクのほかに、離乳食からの栄養が必要になります。最初は、なかなか食べてもらえず不安になるかもしれませんが、食べ方は離乳食を段階的に進めていくことで確実に上達します。初めて経験する味にどのような表情を見せてくれるでしょうか?楽しみながら離乳食を進めていきましょう。
開始の目安
- 首のすわりがしっかりして、5秒以上座れる(支えると座れる)。
- 食べ物に興味を示す。
- スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる。
離乳食のポイント
- 生後6か月頃には、体内の鉄分が不足してくるため、鶏卵(卵黄)、青菜、赤身の肉なども取り入れます。
- 生後9か月頃には、スティック状の煮野菜などで「手づかみ食べ」を始めましょう。この体験から、食べる意欲、食べ物への関心が引き出されます。
食中毒に注意
じめじめした梅雨の季節になりました。手洗い、十分に加熱する、長時間常温に置かない、食べ残しは捨てるなど、食中毒を予防しましょう。
今月のおすすめ本
『とりがいるよ』
風木一人/作 たかしまてつを/絵
KADOKAWA 2016年
しろいとりが一羽いるよ。
ページをめくると、見開きのページにしろいとりがいっぱい!
またページをめくると…あれ?「あかいとり」がいるね。
次のページには「あおいとり」もいる!見つけられたかな?
たくさんの鳥の中にいるのは「あかい」や「あおい」以外にも「ながーい」や「まあるい」などの特徴を持つ鳥たち。
どの鳥もシンプルなイラストとはっきりとした色使いで描かれており、小さなお子さんにも特徴が分かりやすくなっています。
そして、しろいとりも、あかいとりも、ながーいとりも、最後はみんなで仲良く集まります。
見た目は違ってもみんな同じ「とり」なんですね!
また、色や大きさなどの特徴以外にも、葉っぱを咥えたり、後ろを振り返ったり、他の鳥とは違う行動をしている鳥もいます。
鳥たちのすてきな個性をお子さんと一緒に見つけて下さいね。