子育てコラム
2020年1月
こどもの視力について
【こどもの目の発達】
生まれたばかりの赤ちゃんは、明暗がわかる程度ですが、毎日物を見ることによって視力は発達していきます。3歳になる頃には大人に近い視力に達し、6歳頃になると両目でものを見る機能がほぼ完成します。
【弱視は早期発見と治療が大切】
視力が発達する乳幼児期に、近視・遠視・乱視などの屈折異常や斜視などがあると目の正常な発達が行われず、弱視になってしまいます。
弱視の治療は、視力の発達期間を過ぎてから始めても視力は発達せず、生涯において視力は改善しません。そのため、早期に発見し、治療を開始することが大切です。
【早期発見しましょう】
次のような症状が見られる場合は、早めに眼科に受診しましょう。
- 目の大きさ、形がおかしい
- 目がゆれる
- 極端にまぶしがる
- 瞳が白く見える、光って見える
- 片目を嫌がる
- 目つきがおかしい
- 視線がずれる
- その他気になる症状がある
※3歳児健康診査で精密検査を勧められた場合は、早めに受診しましょう。
今月のおすすめ本
『ぐるぐるちゃんとふわふわちゃん』
長江 青/文・絵
福音館書店 2013年
冬の朝、子リスのぐるぐるちゃんが起きたら、森は真っ白!驚くぐるぐるちゃんに「これはゆきよ」と教えてくれたのは、うさぎのふわふわちゃんです。初めて会ったけれど、「ふわふわちゃんのみみ、ながいねえ」「ぐるぐるちゃんはしっぽがおおきいねえ」とほめあって、すっかり仲良しになりました。森の中で、かけっこしたりすべったりかくれんぼしたり。雪あそびってたのしいね!
絵の具とちぎり絵の手法を使って描かれた動物たちや雪景色は、触れてみたくなるような独特の質感があります。友だちになれたぐるぐるちゃんとふわふわちゃんのうれしさが伝わってきて、雪が降る寒い日にも、ふんわりと温かな気持ちになれそうな絵本です。