子育てコラム
2019年12月
絵本の読み聞かせについて
本屋さんや図書館にはいろんな絵本がありますが、子どもたちには、どんな絵本を選んで読み聞かせしたらよいのでしょう?
“使われている色が心地よい”“言葉のリズムが面白い”“知っているものが出ている”“読んでくれる人の声が好き”など、子どもたちが絵本を好きになるポイントはそれぞれ違います。子どもたち自身が選んだり、保護者の方が選んだりした中にきっと“好き!”と思える1冊が見つかるはずです。もしかしたら、保護者の方が好きだった絵本を好きになるかもしれません。小さなうちから、いろんな絵本に触れる時間を作ってあげたいものです。
でも、「なかなか時間が…」と思われる方もいるでしょう。夕飯の後、夜眠る前、休日など、ほっとした時間に1冊でも親子で一緒に楽しむことができるといいですね。絵本を読んでもらうと、子どもたちは声を出したり、指を指したり、じっと真剣に見たりと、様々な表情を見せてくれます。いろいろなこと興味関心を持ち、いろいろな感情を経験し、想像し、心を豊かにしていきます。
絵本の読み聞かせを通して、子どもたちの世界を広げてあげたいですね。
今月のおすすめ本
『ろうそく ぱっ』
みなみ じゅんこ/作
アリス館 2017年
もうすぐクリスマス。
楽しみにしているお子さんも多いのではないでしょうか。
クリスマスといえば、ケーキにツリーにサンタさんからのプレゼント!
もちろんこれだけでも素敵ですが、今年はクリスマスのわらべうた絵本も一緒に読んでみませんか?
「ろうそく ぱっ もひとつ ぱっ」
ろうそくにあかりを灯して、きれいなクリスマスツリーの完成です。
気づけば、だんだんとお空も暗くなってきました。
「ろうそく ふっ もひとつ ふっ」
最後にろうそくへと息を吹きかけると…?
この絵本のもとになったのはハンガリーのわらべうた。
巻末に楽譜と手あそびの例が載っていますので、ぜひお子さんと一緒に楽しんでみてくださいね。