子育てコラム&おすすめ本
2019年1月
風しんに注意
首都圏を中心に風しんが流行しています。風しんが流行すると最も心配な事は、免疫が不十分な妊娠初期(妊娠20週頃まで)の妊婦さんがかかると、先天性風しん症候群(難聴・先天性心疾患・白内障など)の赤ちゃんが生まれてくることです。風しんは、ワクチン接種で予防可能な感染症です。ご家族を守ることと、社会全体の流行を防ぐために、免疫がない方は予防接種を受けましょう。
【お子さんの予防接種について】
定期予防接種の対象年齢は、下記のとおりです。まだ予防接種を受けていないお子さんは、早めに接種しましょう。
第1期:1歳~2歳の誕生日前日まで
第2期:小学校就学前の1年間(5歳児)
【お子さんのママへ】
お子さんを妊娠された時に、産科医療機関で風しんの抗体検査を実施しています。母子健康手帳を確認し、HI法で16倍以下、EIA法では8.0未満の方は、妊娠していない時期に、予防接種を受けることをお勧めします。予防接種後は、2か月間は妊娠を避けましょう。
【お子さんのパパやそのほかのご家族の方へ】
予防接種を受けていない30~50歳代の男性を中心に流行しています。風しんにかかったことがない・予防接種を受けたことがない・いずれも不明の場合は予防接種をお勧めします。
金沢市では、抗体検査や予防接種について、該当する方であれば助成を受けることができます。詳しくは、金沢市のホームページ「いいね金沢」→「くらし」→「風しん」で検索ください。
今月のおすすめ本
『さんかく みつけた』
さく 大塚 いちお
福音館書店 2017年
まる、さんかく、しかく…。子どもたちのまわりにはいろんな形がいっぱいあります。この本は大塚いちおさんの「かたちのえほん」シリーズの1冊で、「さんかく」をメインにしています。
真っ白なページに線でかかれた「さんかく」。
ページをめくると、おにぎりやいちごケーキに大変身!
シンプルな線からおいしそうな食べ物になった「さんかく」は思わず手を伸ばしたくなります。
食べ物以外の「さんかく」も出てきますよ。
三角屋根にヨットの帆。そして最後は生き物まで!!
「次のさんかくは何かな?」と子どもたちに聞きながら読むと、意外な「さんかく」が出てくるかもしれませんね。